古いマンションの階段

古いマンションの階段幅は狭い。そこで、引越しのときには折りたためる手すりをとりつけた例。木製であることも高齢者にやさしい。高齢者やハンディがある人には、少し低めにとりつけることが大切である(⑥)。いずれも環境改善工事をきっかけに、マンション居住者の定住意識が高まっている。どちらがいいかは一概にいえないが、一○○戸未満の中規模マンションなら比較的雨の少ない春工期が好ましい。定例総会を五月に開催するマンションが多いので、秋に工事が集中し、春着手のほうが施工会社に喜ばれる。工事費はともあれ、良質の職人の確保が期待できる。ただし、マンションの規模が三○○戸を超えると、工期は六カ月を十分に超えるので、どちらで着手しても梅雨時か正月をあいだにはさむことになる。工事に必要な期間「工期」は、マンションの規模、工事内容によってちがってくるが、一○○戸ていどの高層マンションで四カ月、三○○戸ていどで六カ月を標準と見ておけばいい。中層の団地マンションの場合は、三○戸棟で一棟あたりの工期として三カ月は必要となる。これにたいして、施工会社によっては、「三カ月を二カ月に短縮して工事をします」と言ったりするが、これはできるだけ工期を短くしたいとする管理組合側の要求につけいった営業上の方便か、それなりの工事内容でしかないことに注意を要する。竣工書類の保管と長期修繕計画の見直し工事が終了したら、役員立会いのもとで、工事完了(竣工)検査をおこなう。疑問点があったらこの時点で積極的に指摘しておかなければならない。